人生は誰にとっても、時に容赦なく厳しいものです。
目覚めた瞬間の「やばい!もうこんな時間!」から、眠りに落ちる直前の「まだあの仕事が終わってない…」まで、私たちは一日中ストレスの波にさらされています。そして多くの場合、そのことにすら気づいていません。
今この瞬間、どこかに痛みやかゆみはありませんか?
心配事はありませんか?
お腹は空いていませんか?
本を読み始める前に、ついメールをチェックしたくなっていませんか?
皮肉なことに、こうした大きな悩みも小さな不快も、ただ「そうある」と認め、抵抗せずに受け入れると、人生の質は驚くほど変わります。それがマインドフルネスです。
あらためてマインドフルネスとは、
「意図的に、今この瞬間に、判断せず、一瞬一瞬の体験に注意を向けて気づきを得ること」(Kabat-Zinn, 2003)
その反対は、心が自動操縦で走り続け、過去や未来のことにとらわれて、今の自分や周囲の出来事に気づかない状態です。この「心のさまよい」は人間に備わった自然な働きですが、気づかないままだと、後悔や不安のループから抜け出せなくなります。
そして、つらい出来事や失敗、無力感に直面すると、多くの人はこうした思考の坂を転げ落ちます。
「イヤな気分がする」
→「こんな気持ちになりたくない」
→「こんな気持ちになるなんておかしい」
→「私はどこかおかしい」
→「私はダメだ」
ただの不快感が、いつの間にか自己否定へと変わる――。
そんな時こそ、セルフ・コンパッション(自分への思いやり)の出番です。
セルフ・コンパッションとは、「苦しみと向き合う自分に、マインドフルに優しさを向ける姿勢」です。
マインドフルネスがあれば、「今、何が起きているのか」に気づきを向けられます。
セルフ・コンパッションがあれば、その気づきに「自分を優しくいたわる」行動が加わります。
マインドフルネスは「今、何が起きていますか?」と問いかける。
セルフ・コンパッションは「今、何が必要ですか?」と問いかける。
この2つがそろうことで、自分を丸ごと受け入れ、思いやりを持って支えることができます。
マインドフルネスとセルフ・コンパッションは、セルフケアという車の両輪。どちらが欠けても前に進めません。
そして、この2つが出会い、融合した実践法こそが、「マインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)」なのです。
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※認知行動療法は、認知(考え)と行動の変容を促し、こころの問題を解決する心理療法です。
千葉⼤学で2019年4⽉に⽴ち上げた「簡易(低強度)認知⾏動療法的アプローチによる相談⽀援を⾏うメンタルサポート医療⼈養成プログラム」では、対⼈援助職の⽅々を⽀援しています。
2023年度より千葉⼤学発ベンチャー「株式会社メンサポ」が上記の教育⽀援事業を引き継ぎました。
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